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本の小口に金箔をはることを「天金」あるいは「金付け」などといい、上部だけ金付けした本を「天金」、三方の小口全部に金付けした本を「三方金」といいます。


作業はまず金付けする部分をぴかぴかに磨くところから始めます。ヨーロッパの製本技術では磨かず漉いた紙の端のまま金付けできると聞いたことがありますが私は実物を見たことはありません。

20130712a.jpg

裁断機で化粧断ちした小口をよく見ると筋があります。

20130712b.jpg

それを紙ヤスリでピカピカになるまで磨きます。粗い100番あたりから始めて最後は1000番ぐらいまで。顔が映るくらいまで頑張りました。全面均等に磨くのがポイント。
画像の上半分くらいは1000番まで磨き下半分くらいが600番までの段階です。この画像で違いが伝わるでしょうか。

その後、準備しておいた砥の粉液とか卵白液を塗ります。この辺りは『西洋の書物工房』の161ページからに詳しく載っています。この本とは微妙に違う手順があったりしますのでご自分にあった方法をお探しください。

そして、いよいよ金箔を置きます。息の止まる瞬間。金箔軽いですから息で飛んでしまいます。冬場はマスクしてもいいですね。夏場はマスクすると暑くてしんどいので息を止めて手早く作業します。

で、この後、適切なタイミングでメノウ棒で磨くのですが、ここで失敗したのか前の段階で焦りすぎたのがいけなかったのか一部ちゃんとついてなかった部分がありました。いろいろ考えてみましたが、ここはやはり潔く削ってやり直すことにしました。そのためこれ以降の画像はなしです。

『西洋の書物工房』貴田庄著 芳賀書店 2000
ロゼッタストーンやパピルスの時代からの物としての書物の歴史と製本術について書かれています。羊皮紙やモロッコ革、マーブル紙などの素材についてだけでなく、製本術の歴史や技術もあり実際の作業のときにも参考になります。図版もたくさんあります。一部カラー。
索引・参考文献あり。


【2013/07/13 12:39】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
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